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2015年4月

2015年4月23日 (木)

金星をはぐくむ

太陽は20日、金星を支配星とする牡牛座に入りました。美しいものを愛でたい時期です。

今、牡牛座には太陽と火星、水星が在泊していますが、19日の新月図では、
双子座8度18分の金星と牡牛座8度0分の水星が、ミューチャルレセプション、支配星交換の関係でした。
それぞれ数え度数の9度、数霊的にも響きあう場所で起こったこの支配星交換は、
善き言葉、善き思念、美しい思いの交流に重なります。
時には誰かに小さな花束を贈るのもいいかもしれません。言葉の花束も素敵ですね。

金星は新月に対してタイトなノヴァイル(40度)、ハーモニックス9のマイナーアスペクトをとっていました。
ノヴァイルのアスペクトは、強烈な働きかけこそありませんが、結び付ける二つの天体を互いに肯定し、
育むような印象があります。きれいなものを身近においたり、おいしいものを食べたり、
音楽やよい香りを楽しんだりするのは金星に養分を与えてあげる王道。
内なる魅力を育て、金星を通じて人とのつながりを作る助けになります。

好きなものや好きな音楽、ペットの話ですごく仲良くなれた、みたいな経験、ありませんか?
「いいなあ」「いいよね」を通じてつながる関係はとても素敵なもの。
牡牛座での五感に基づいた美や楽しさ、気持ち良さという経験があってこそ、
次のサイン双子座でのコミュニケーションも弾むんですね。

ノヴァイルの太陽と金星。五感の美に関わる体験の厚みを増すこと。
自分を大事にすること。セルフ・エスティーム、健全な自己肯定感をはぐくむこと。
それらすべてが、最終的に『愛し愛されること』を支えていく土台になるんだろうな・・・
19日の新月のチャートにこんな思いを抱いていました。

La_belle_epoch2

画像は八重咲きのチューリップ"ラ・ベル・エポック"。
良き時代、という名前ですが、くすんだベージュピンクにほのかにクリーム色が
優美かつちょっぴりデカダンな佇まい。かすかに香りもあるんですよ。
なんだかとても金星っぽいなーと思います。

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2015年4月19日 (日)

Brady の恒星占星術

Constellation_cards_2


先日、イオという名は木星の衛星が由来、ということを書きましたが、実は木星は
「繁栄」の象徴にふさわしく、現在、実に67個もの衛星を持っています。 (地球は月たった1個なのに!)
それらのうち、ガリレオ・ガリレイが発見者となった4つの大きな衛星はガリレオ衛星と呼ばれ、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという、多情なゼウス(=木星)があちこちからさらってきた
美少年や美女の名前がついています。

その中の一人、エウロパをさらう時にゼウスが変身した姿が、冬の夜空に輝くおうし座です。
背のあたりにあるプレアデス星団、日本ではすばると呼ばれている星々がよく知られていますが、
牛の左目に位置する一等星のアルデバランは、しし座のレグルス、さそり座のアンタレス、
みなみのうお座フォーマルハウトとともに、天の4つの方角を守るロイヤルスターのひとつとされています。

つい最近、Bernadette Brady の Brady's Book of Fixed Stars を斜め読みして
このアルデバランが私のヒライアカル・ライジング・スター、 つまり日の出に先駆けて上った、
その日を支配する恒星だということを知りました。 ヒライアカル・ライジング・スターは、
その日生まれた人に大きな影響を与えます。
私の場合は、誕生時、ホロスコープの骨組みの部分にオリオン座のリゲルがあったので、
そちらの影響である「学ぶこと。それを他者と分かち合うこと」の方が強いようですが、
それでも「誠実さ・信念を通じての成功」「妥協やごまかしはたちまち破滅につながる」 という
アルデバランの性質は、人生のテーマというかキーワードになるわけです。

へ~。いつも見上げていた牛さんとそんなご縁があったとは。で、元々が天文少女。
主だった星座や一等星の名前くらいはまだ覚えてるということで、また恒星を勉強してみようか
と思い始めました。

「また」と書いたのは、実を言うと、10年ほど前ちょっとだけ、 Vivian RobsonEbertin をテキストにして
恒星を勉強しかけたからです。 ですが・・・読み進めるほどにどんどん落ち込んでくるのですよ。
手始めにまず自分の星を調べてみたところ、失明とか、中毒死とか、成功しても陥れられるとか、
もう本当にげっそりするくらい悪いことしか書いてない!
いや、実際のところ失明の危機はあったし、ガスの中毒やってるし、理不尽な濡れ衣もありました。
当たってると言えるかどうかはともかく、かなりいいとこ突いてると言えます。
でも、いくらなんでもこれじゃ救いがなさすぎる! と途中で投げ出してしまったわけです。

でもその後、恒星パランという概念を知って手に取ったBrady 's Book of Fixed Stars は、
避けにくい宿命的な恒星はそれとして提示しながらも、悪い出来事の羅列ではなく、
その星の基本的な特質、心理的な傾向、ポジティブな表現とネガティブな表現、というふうに
より知的な側面から意味を説明しているものでした。

そしてなにより。彼女の本が本当にすてきなのは、その恒星の影響のもとに生きた現代の人々が
たくさん挙げられているところです。 それによって恒星と人間の間に強いつながりがあり、
「意味」が人の営みを介してこの世に現れること、 すなわち創造というものの実体が、
くっきりと浮かび上がってくるのですよね。

すごいよ。ユニバースは人を音符に作曲をしてる。
そして人は存在を通してユニバースを歌ってる。
聞いてるだけじゃなく、自動的反応でも、ましてや強制でもない。
たぶんこれは、共同作業なんですよね。

画像は勉強のために用意した星座トランプ。たぶん子供用の理科教材です。
裏に白いシールを貼ったので、ここに少しずつ星の名前と意味を書き加えていこうと思っています。
ユニバースのたくさんの言葉、たくさんの願い、たくさんの意図を知るにつれ、
見上げる星空がもっともっと雄弁になっていく・・・想像するだけでクラクラしてきます。

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2015年4月 9日 (木)

サビアングループ研究会

7日はサビアングループ研究会 Sabian Assembly Japan のプレセミナーでした。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

石塚隆一先生の構造理論も、すずきふみよし先生の度数解釈も、
サビアンという詩文をいたずらに装飾するのではなく、
むしろ肉をそぎ落とし、土台や骨の部分に迫るものだったと思います。

さらに皆さんが課題として提出してくださったチャートも興味深いものばかりで、
チャートベースでサビアンの理解を深めるというやり方に手応えを感じました。

初回ということもあり、時間配分の甘さからすべての課題チャートを読むことができなかったのは
申し訳ありませんでした。 不手際や問題点はそのつど修正し、改善していきます。

考えてみれば、エルシー・ウィーラーとマーク・エドモンド・ジョーンズが
どこからか上の方からサビアンシンボルをダウンロードして、今年でちょうど90年。
ソーラーアークの太陽がスクエアの場所にやってくるであろう今年、
きっとさまざまな場所でサビアンの本質に迫ろうとする試みや、
20世紀に形作られた体系を、今世紀のそれへと移し替えていこうという潮流が生まれていることでしょう。
このタイミングで研究会を作る流れになったのは、決して偶然ではないと感じています。

そういう意味では、「じゃあ日蝕の度数を含む魚座の最終5度域からやりましょうか」ということで
魚座26度の「A New Moon that Devides its Influence」から研究会が始まったというのは
とても象徴的だったかもしれません。

26度で、降り注ぐ目に見えないシンボルの真意を受け取って、次の27度「Harvest Moon」で収穫し、
28度ではそれをおのおのの「肥沃な庭」で育てる。そんな流れが暗示されているようです。

終了後、すずき先生が「ここから始めるっていうのも珍しいですね」とおっしゃっていましたが、
これはおそらく一種の神託、オラクルだったのでしょう。

ランダムに適当に選ばれたはずのものが、実は全然ランダムでも適当でもない、ということは
占術に関わるものには全然不思議ではない考え方です。
むしろ、こだわりを放棄したその隙間に天意が滑り込んでくる、みたいに感じることは
意外なほど多いのです。

そもそも、もともとがクレアボヤントが降ろした「天の」情報。
それを扱ってて、天意が映り込まないと考える方がよっぽど変ですよね。
サビアンが笑っちゃうような文字通りの表れ方をしたりするのも、
意外とこういう単純な仕組みなのかもしれません。

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イオの由来

春分からもう20日近くたつのに、東京は昨日、なんと雪が降りました。
桜に雪っていうのも、なかなかの風情ですが、こうも寒いと、
先日の月蝕の日に痛めた腰の古傷が傷みます。
腰に対応する天秤座の月蝕で、腰の肉離れが再発、って・・・ベタ過ぎて泣き笑い。
星模様も気候もまだまだ不安定なので、皆さんも気を付けてくださいませ。

ところでブログ、開設したままほっといてすみません。
今日は自己紹介がてら、占い師ネームの由来など書いてみます。

この 北園イオ という名前はホロスコープと数秘を基に作った占い師ネームです。
私は木星とキロン、パートオブフォーチュン(癒しと実り)が北の方角を示すIC(ホロスコープの底)
にあるので北園。名前のイオは木星の衛星のひとつから。
姓名判断では女性には強すぎると言われる総画23ですが、
アルファベットを数に振り分けていくやり方ならば最終的に9になり、占い師には悪くない数字。
他にもいくつか「あ、これいいな」ということが重なったので、これに決めました。

実は私の戸籍上の名前は、いわゆる「あまり名前に付けるのは推奨しない字」を使った名前です。
まあこれについては、名前を決めた亡父も同系の字を持っていたので、
いわば無意識的に継承されてきた家系的業(ごう)のようなものね、と諦めてもいたのです。
(家系的な業については、私のホロスコープにも嫌になるほど表れています。)

それがここにきて思いがけず占い師デビューということになり、
「それじゃ名前はどうしますか?」と聞かれるという状況に直面して、鎖を解かれたというか、
まるで天に「これまでのを卒業して好きな名前選んでいいですよ」と言われたかのような気がしたのです。

「えええ?何?これ何?」と思ってよくよくホロスコープを見てみれば・・・おお!
業、カルマにも関連付けられるドラゴンテイルが、進行法では春分点に乗っているではないですか。
これは良くも悪くもカルマの新しいサイクル突入?
私のドラゴン軸は7天体にアスペクトするホロスコープのかなめとなっていることもあり、
名前を新調するタイミングとして現れたのでしょうね。

面白いのは、やっぱり名前というのは、蒔かれると勝手に独自の成長をし始める種類のものらしく、
元から持っているエネルギーと新しいエネルギーが混じりあい、今、多少妙なことになっています。
数日前の肉離れも、蝕が引き金になったものの、根本的な原因はこのあたりにありそうです。

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