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2015年6月

2015年6月30日 (火)

諸々飲み込みホロを読む

昨日のエントリーで触れた「懲らしめる」の方、また同じような発言を繰り返されたそうで。もう「いいぞもっとやれ!」と言った方がいいですか?という気もしてきてしまいますが、「もしかすると本当に何が悪いのかわかっていないのかも。もしそうならそれはそれで興味深い・・・」というわけでホロスコープを出してみました。生時不明ですので月の度数やアングル、ハウスは仮のものです。

37そっかあ。アスペクトが寂しいんですね、この人。マイナーアスペクトも含めて本当に少ない。月の場所は不明だから月天王星のスクエアを除外すると、スクエアもオポジションもなくてセキスタイルとトライン、コンジャンクションのみです。そして双子の天王星以外の9天体が獅子から天秤の3サインに入っている。この日は月も終日乙女座。内面的にはあまり葛藤がないタイプといえるでしょう。

同時期に生まれた方をご不快にさせたくないのでネガティブな読みはしませんが、ひとつだけこれかな、という要因を挙げると、獅子座初期度数の土星をうまく躾けられなかったのが原因のひとつかもしれません。獅子座初期ってややもすると恫喝的というか、ちょっと「ならず者」的なノリを持っていたりするのですが、若いころから政治の世界に入って「先生」と呼ばれてると、それが野放しになっちゃうかも。で、土星期(55歳~70歳)に入って以来、ジャイアン化に拍車がかかった可能性があります。おそらく問題発言も昨日今日の話じゃないでしょう。

もちろんこれ単独の話ではなくて、水エレメントの天体がゼロだったり、冥王星が獅子座でそれも世間から突出していく13度だったり、太陽がノーアスペクトだったりするのも大きな影響を与えているはずです。

現在68歳10か月ということで、惑星の角度で69度前後のものを出生図から拾ってみると、金星と冥王星が67度57分で火星土星が68度39分。なるほど、金星冥王星の方は去年女性議員に謝罪することになったセクハラ発言、火星土星の方は今回の大暴走とほぼ対応しています。金星(価値観・女性)冥王星(押しつけ)で「まず自分が子どもを産まないとダメだぞ」というヤジ、火星(行動・攻撃)土星(支配・懲罰)で「懲らしめる」発言。わかりやすいといえばわかりやすい。とくに今回の火星土星に関しては、今は天秤座でエグザルテーションとはいえ、もともとがデトリメントの暴れん坊土星がデトリメントの天秤火星(ジャッジ欲求)に重なるということで残念感2乗、「イタタタ・・・」となったんでしょうか。

これは1度1年、Degree-for-a-Yearのプログレッションですが、1日1年法、セカンダリープログレッションで見てみると、出生の冥王星とプログレスの太陽のスクエアが効きはじめている感じですね。占星術には他にも様々な進行法があって、それぞれ微妙に違うところがあるようなので、私もいろいろ試している最中です。

細かいことは色々あるけれど、ざっと眺めた感想はこんなです。まあ・・・勉強になります。自分や他者、環境を傷つけることになる投影はどんな惑星のコンタクト、どんなアスペクトにも発生し得るものだから、自分のホロスコープの落とし穴に落ちないためにも、謙虚さや共感力というのは大切だなあとつくづく思うわけで。ホント、気を付けよう。


7月4日追記
「度数差がゼロになる年齢」という感じでラフにピックアップしちゃったのですが、天体の動き方を考慮すると、Degree-for-a-Year じゃなくてConverse Degree-for-a-Year というのが正しいですね。私はコンジャンクションしか見ないので他のアスペクトでどうかはわかりませんが、現実化の表示としてはどちらもけっこう使える印象です。

出生から遡っていく進行法についてはちょっと思うところがあるのでいつか書こうと思っています。

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2015年6月29日 (月)

「力」と「正義」、レグルスとVirtue

以前の水星逆行関係のエントリーで「順行に転じた水星が逆行を始めた双子座13度に戻ってくるのが6月27日。(中略)このあたりで円ドルのレートや国防関連がどんな展開になっているか大変興味をそそられるところですね。」と書いたんですが、週明けの今日、円ドルじゃなくて円ユーロに来ましたね。日経平均も596円安で今年最大の下げ幅だとか。ちょっとびっくりしたのですが、ATMにお金がないって、大丈夫かなあ。>ギリシャ

経済の動きをホロスコープから分析するフィナンシャルアストロロジーではレイモンド・メリマンさんやビル・メリディアンさんが有名です。私はソーラーリターンのリーディングはメリマンさんの「The New Solar Return Book of Prediction」を参考にしています。でも今日の書こうと思ってるのはフィナンシャルでもソーラーリターンでもなくて、どちらかというと徳、Virtueに関すること。

どうしてなのかよくわからないし、また一部ではあると思いますが、今の世の中「人を叩く、論破する=頭のよさ」みたいな風潮が存在しているような気がします。とくに男性社会の一部とかネットの中ではそれが強い印象。でもそういうのって、全然生産的じゃなくてただ毒を巻き散らかしてるだけだったりすることの方が多いですよね。なので、私はなるべく世の中や人に対して、あまり批判的にならないように気を付けています。

しかしながら!ここ数日報道されている「報道圧力」の問題はかなり頭に来てます。25日に与党の若手議員が派手にやらかしちゃったあれ。一番ひどいなと思ったのは「マスコミを懲らしめる」という考え方。懲らしめると言うからには、正義は自分たちにあると思っているのでしょうが、とんだ思い上がり、勘違いもいいところです。自分の気分を害するから悪という単純化も、それを上から目線で「懲らしめよう」と考える暴力的な傲慢さもただただ「本当に大人?」と驚きあきれるばかりです。 さすがに与党内でも「政治家としての基本認識が間違っている」という意見があるようですが・・・自分や自分が帰属する集団のパブリックイメージさえ守れない人間がどうやったら国を守れるんですか?ですよ。

で、ちょっと落ち着かなきゃいけないわと、件の発言をした議員の方々や会合に出ていらしたという作家さん、そして安倍内閣のホロスコープなど見て頭を冷やしていたのですが。今の内閣、組閣が昨年のクリスマスイブの21時だと、獅子座の一等星、ロイヤルスターの一つで「最もロイヤル」と言われるレグルスがアセンダントに乗るんですね。かつて「政界のプリンス」と呼ばれた安倍さんらしいです。レグルスアセンダント合なんて、やっぱり強気になっちゃうのかもなあ。ただ、レグルスは王にふさわしくないものを嫌う星です。徳、Virrtueのない権力者がポイ捨てされるというのは見方によってはいいシステムでもあるわけですが、国も一緒に谷底へ、っていうのは困ります。

9ハウスを司る火星がノードの度数というのはうーん・・・争いの星が宿命的度数になっているっていうのはやっぱり気になるところです。マンデンアストロロジーでは9ハウスは学術とか司法、交易などに関連しますが、この内閣の場合はそれに加えて憲法解釈というのが大きなテーマになるでしょう。9ハウスの支配星の火星が国防の6ハウス、グローバルな水瓶座に在泊・・・これはやっぱり自衛隊の海外派兵? その火星を引き受けるのが水瓶座の支配星ですが、これは古典で読めば4ハウスの土星、つまり国土・領土に関する問題。モダンアストロロジーならば8ハウスでドラゴンテイルとコンジャンクションしている天王星が支配星となって、これは7ハウスで表される同盟国との共有財産や取決め、つまり基地や安保の問題とみていいでしょう。ちなみに4月4日の月蝕はドラゴンヘッドの度数で起こっていて、テイル側の天王星のコンディション、冥王星とのスクエアなども考え合わせると、相当無理なことをしてしまいそうな雰囲気。この内閣に対する天冥スクエアとダブル蝕の影響はかなり大きそうです。うまく転がしていければ劇的な改革を成し得るでしょうが、相当なリスクを(場合によっては犠牲も)伴いますね。

太陽は山羊座の3度で、3月20日の魚座30度の日蝕とはスクエアを形成します。夏至で太陽が蟹座に入って牡羊ポイントのTスクエアになり、問題勃発というところでしょう。それに、6月23日(±3日くらい)は蝕の度数に対して火星90度の影響が生じるので要注意期間だったんですよね。でもそれ以前から、オリンピックのメインスタジアムの問題で大臣から「法律を変えても都に金を出させる」みたいなおかしな発言があったり、与党自らが指名していた憲法学者が「集団的自衛権の行使は違憲」と明言するなど、「ん?なんか内閣の思惑からズレてきてる?」という感じはありました。

また、ここで事態を収拾できても、9月~11月上旬にまた厳しい象意が次々と現象化したり、発火する可能性があります。ひとつ前の太陽の度数、山羊座2度のサビアンは「3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」というもので、これをリンダ・ヒルさんがいうところの「カルミックコンディション度数」ととらえ、組閣のホロスコープの天王星のサビアン、牡羊座13度「成功しなかった爆弾の爆破」と併せて考えると、アベノミクスの3本の矢政策が修正を迫られる可能性もありますね。

人であれ、組織であれ、イベントであれ、どんなホロスコープにもアピールする所とイマイチな所があり、また往々にして、長所と思われるところが短所だったり、短所かと思われるところが見方を変えると長所だったりします。だからいかに長所を長所として押し出し、短所をそうとは思わせない形に変えるということが求められるわけですが、そういう「持って生まれたエネルギーの扱い方」を考えるとき、いつも「8・力」のカードが思い浮かびます。このカードが意味するところは、破壊的な力、衝動や獣性を柔らかく手なずける無限の愛と知の力です。「力」のカードはマルセイユ版のタロットでは11番の番号を振られていて、8は「正義」、ジャスティスのカードになります。まあ正義にしても力にしても、それを低次の欲求に基づいて捻じ曲げ、行使しようとしてはならない。人の幸福と地の平和のためというより高い視点から行使されるべきなのだろうと思います。その時はじめて「力」の獅子はレグルスの輝きを得て王者として君臨するのでしょう。

この世界でVirtueを保って生きることはたやすくはない。でもそれができることが強さの証明であり、それゆえに人から尊敬される。地上で人の世を治めようとする人たちはここを目指してほしいものです。

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2015年6月25日 (木)

ダリネゴルスクの水晶

このところ鑑定のときに着けている・・・というよりも一緒に働いてもらっているのがこれ。ロシア沿海のダリネゴルスク(ダルネゴルスク)産の緑色の水晶クラスターをロー引きした紐でくくって、サイドに真鍮の中空ビーズをあしらったチョーカーです。何年か前に見ていたアメリカのテレビドラマシリーズ「BONES」で主人公の法人類学者ブレナンが、毎回、個性的なチョーカーをしているのがとても素敵だったので、手元の石と材料を組み合わせて作ったのですが、意外にもワードローブにしっくりなじむので重宝しています。
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ダリネゴルスクの水晶は他産地のものとは一線を画するというか、異端的とも言っていいような「ビザール」なものが多くて一時期ハマりにハマりました。これはチェコの業者から取り寄せたもの。prasem とか prazym と呼ばれる、ヘデンバージャイト(ヘデン輝石)を含んだタイプです。

水晶の惑星対応については、ある人は太陽と言い、ある人は月と言い、またある人は・・・とまったくもってバラバラ。でも、水晶は一つ一つに個性があり、またバリエーションも多いので、それも致し方ないかもしれませんね。強いて言うならば、ヘリオセントリックでの地球かなという気がしています。そこに内包物の個性や産地特有のニュアンスが上乗せされる感じ。抜けのいいブラジル産、端正なスイス産、やや男性的なヒマラヤ産、柔らかい日本産・・・水晶がお好きな方だったらこのあたりの微妙な志向性の違いをわかっていただけるのではないでしょうか。

この石の惑星対応を考えてみると、ヘデンバージャイトが鉄分子を含むので火星の性質がありそう・・・ですが、鉛やアンチモン、水銀、クロムといった鉱物の産地ダリネゴルスク産ということで、やはり土星や冥王星のエネルギーが強いです(「豊富な地下資源」というのはまさに冥王星の象意ですね)。真鍮という金星の金属で和らげているとはいえ、誰にでもお勧めできる感じではないかもしれません。こういうのは本当にアルケミカルなケミストリーなので合う人は合うし、合わない人には合わない。土星が薬になるか毒になるか、冥王星が地下に蓄えられた無尽蔵なエネルギーの源となるか、破壊を運んでくるかは相性次第。じゃあその相性ってわからない?

・・・ふと思いついて、私の出生データをダリネゴルスクの緯度経度でリロケートしてみると、やはりというかなんというか、土星、冥王星、太陽あたりがアングルに強くかかわってきて、「他者に役立つサービスを提供する」というテーマが強く浮かび上がってきました。私は牡牛座の火星が「赤十字の看護婦」の度数、さらにサービスに関わる6ハウス在泊なので、お仕事のお供にはぴったりだったのかもしれません。でもたしかに、天体とアングルの関係が強化されるからなのか、これを着けると重心が定まるというか、いい感じにエネルギーが調整される感触があります。

出生図の場所を違う場所に変えて出したチャートをリロケーションチャートといいますが、場所が変わるとアングルやハウスカスプが変わるので、アングルへの天体のアスペクトや天体が入るハウス、ハウスの支配星が変わってきます。もちろん出生図は持って生まれたものでそれ自体が変わることはないのですが、リロケートすることでより生きやすい場所やがんばれる場所、幸運に出会う場所を推定することができます。いってみれば方位取り(祐気取り)の占星術バージョンですね。とはいえ、そうそう旅に出たり生活基盤を動かすわけにもいかない・・・そんな時はその場所のエネルギーを帯びた「もの」を手元に置いてまじなってみるのも一興。とくにクリスタルなどはまんまその土地の一部なので最適と言えるでしょう。

なによりきれいですからね。なんだかんだ言って、心が動くこと、気分が上がることって大事です。

もともと装飾品というのは呪術的な力を秘めたものでした。そして力には必ず「合う・合わない」「向いている・向いていない」があります。エネルギー的な相性はペンデュラムやO-リングテストで判別できますし、作られた時・手に入れた時を出生図として扱うこともできますが、リロケーションチャートを使うとまた違うアプローチができて面白いなと思いました。

32_2余談ですがこのチョーカー、オーラソーマのイクイリブリアムボトル、大好きなB102「大天使サミエル」のイメージがあります。ずっと「こんな重苦しい色のボトル、一体誰が選ぶんだろう」と思い続けてきて、でもある日なぜか家に持ち帰っていたそのボトルは、シェイクすると闇の中からたくさんの金色の泡が現れ、「ああ、澱みにしか見えなかったものにこんなに美しいものが隠されていたのか」と不覚にも涙が流れた思い出深いボトルです。タロットカードでは「16.タワー」に対応するボトルなのですが、まさに塔が崩れてその向こうに満天の星空が広がったようでした。痛みや苦しみを超えていく変容、魂の救済・・・B100の「大天使メタトロン」がカルマクリアならこちらはトラウマクリアとでもいいましょうか。個人的にはマレフィックのハードアスペクトに最もよく効くボトルの一本ではないかと思っています。

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2015年6月24日 (水)

ホラリー「これ、チャートに聞いてみよう」

先週の月曜は代々木でホラリー研究会でした。こちらでは月一度、石塚先生のナビゲートのもと、みなで持ち寄ったお題を読んだり、洋書に載っているチャートを読んだりしています。時々唖然とするほど明快に結果が出たりするので本当に面白いんですよね。もちろんすべての問いがサクッと解けるわけではなく、是なのか非なのか何とも判じがたいものがあったり、プロの占星家の解釈についても「さすが…」と舌を巻くものがある一方で「え?」というアプローチをされる方もいて、「うそーん。どうやったらこれがそう読めるよ~」などと頭を抱えることもしばしば。それでもそれも含めて楽しく参加させていただいています。

ホラリーって、そのチャートのどこかに答えが埋め込んであるわけで、推理小説とか宝探しみたいな楽しさがあるのですよね。そしてチャートを介して天と人、天と地が関わる共鳴作用、共振する関係性のようなものを、なんとなくではあるけれど皮膚感覚で感じられるのがまたいい。ハウス選定に悩んでしまうような質問でも、チャートを見るとチャートが「ここを読め ばいいよー」と教えてくれてたり、他の参加者さんから「おおっ!」というような視点が示されたり。なにより、「お星様と遊んでいる/遊んでもらってる楽しさ」だとか、「占星術が浸み込んで来るゾワゾワ感」みたいなものは、本から学べるようなタイプのものじゃないので、双子の太陽と水星にとっておいしいごはんみたいな研究会になっています。

で、先日の研究会直前に思いつきで立てたチャートがこちら。「お医者さんは薬を処方してくれるでしょうか」。

30_2じつは私、海王星と土星とノード、火星がガチガチに絡み合う健康上の問題に長いこと苦しんできたのですが、ここ数年は海外から購入している薬のおかげでかなり症状が緩和されていたのです。で、そろそろその薬がなくなってきて補充しようとしたところ、いかんせんアベノミクスの影響でお値段が…そこで、国内で手に入らないかと調べてみると、市販薬はないけれど処方薬があることがわかり、値段も安いのでこれはぜひ!となった次第。ただ、近所のクリニックで初めて行く所なので、お願いしてスムーズに「どうぞ」となるか少し不安がありました。

チャートは質問者の私を表す1ハウスに12ハウスの副ルーラーでもある冥王星が入ってノード軸とスクエアになっています。冥王星は蠍座の土星とミューチャルレセプションですが、双方逆行のセミスクエアで、根深く厄介な病気をうまく表していますね。アセンダントルーラーは木星、サブルーラーである月は健康のハウスである6ハウスに在泊して健康問題について思案している状態です。

一方、お医者さんを示すのは7ハウス。そこには太陽と火星 が入っていて、火星はカジミという強められた状態。火星はお医者さんにとって5ハウスと6ハウスの支配星なので、お仕事ぶりは熱心、加えて知的に活発と読めるでしょうか。で、そのお医者さんの処方がMCで、そこにはノースノードがコンジャンクション、これも悪くない 表示でしょう。天秤座なので金星が表示体になりますが、月の度数と金星の度数を見てみると、同じ9度でわずか1分差! これはもう、「来てくれれば出すよ!」という感じですよね。さらにPOFのディスポジターがアセンダントルーラーの木星、すなわち「薬は本人に向かう用意がある」。こちらもスッキリしたものです。

手に入るまでの時間については「1分=60分の1度」をどの単位で換算するかが問題ですが、チャートを立てた時間がすでに診療時間外なので、1日後でいいかもしれません。月が金星と木星を橋渡しすると考えると、その距離は19弱-9で10度弱。月が1度進むのに約2時間かかるので10度は20時間。20時間後は14時半くらい。まあ翌日にはゲットできそうです。

で、次の日の10時過ぎに薬を持参して病院に行ったところ、先生はその薬を知らないようでしたが、棚から取り出した事典のようなものを調べて「ああ、この症状に効くんですね」と何の問題もなく処方箋を出してくれました。ただ、マイナー(?)な薬ゆえ、調剤薬局を3軒回っても置いてあるところがなくて取り寄せをお願いすることに。このあたりのウロウロしてる感じが、3ハウス(ご近所)から月にかかっている海王星スクエアっぽいですが、午後2時~3時には届くという話だったので一旦帰宅し、夕方受け取ってきました。 なので入手可能になったのが20時間後、実際手にしたのは1日後というところです。

こんな簡単な質問だとタロットの1枚引きで十分かもしれないけれど、簡単お気楽な質問だからこそホロスコープにしっかりストーリーが織り込まれているのを見るのは楽しいものです。質問と時間と場所。これだけなのになあ、といつも感心してしまうのです。最近は何かあるごとに「これ、チャートに聞いてみよう!」、すっかりこれが習慣になっています。

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2015年6月20日 (土)

「∞」と花と水瓶座12度

先日、鑑定が終わって家に帰る道すがら。クチナシの甘い香りに不意打ちを食らって、思わず足を止めました。梅雨の合間、湿気を含んだ夜の空気に乗った、そのねっとりとした脂質を思わせる甘い香りは、どこか人肌を思い起させる艶めかしさです。

昼よりも夜強く香るクチナシやジャスミン、チュベローズといった芳香性の花々。それは受粉を仲介してくれる蛾などの夜行性の昆虫を香りで引き寄せるためです。花色の白さも闇の中で浮かび上がるようにという彼らの戦略。文字通りの抗いがたき色香、というわけですね。思わず、フランス映画「ニキータ」での往年の大女優ジャンヌ・モローの台詞を思い出しました。

「この世には無限に使えるもの二つがある。女の美しさとそれを乱用することよ」
(・・・60超えた女がこういうことを言っちゃう/言えちゃうんだもの。カッコよすぎでしょ、これ。)

一方、こういった妖艶さとは無縁ではあるけれど、この時期咲く花で好きなのが、ネジバナという多年生の地生ランです。普段はまったく目立たないただの草。それが花の時期になると30㎝ほどの花穂を伸ばし、可憐なピンクの花を下から順々に咲かせていきます。そう、ねじねじとスパイラル状に咲くからネジバナというわけ。で、じつはこの花もなかなかの戦略家なのです。ネジバナは風で種を飛ばす風媒花ですが、その種は埃のように小さくて養分をためる大きさなどありません。そこで彼らはある種の菌に自分を感染させ、増殖した菌を養分に発芽という大仕事のためのエネルギーをまかないます。

種は食べられるものにして食べるもの。この不思議な循環は、自らの尾を噛む蛇ウロボロスや「∞」、無限大のマーク、レムニスケートを連想させます。

タロットではいくつか無限大のマークが描かれたカードがあります。「1.魔術師」のそれは無から有を生み出す意志と無限の生産力、「8.力」のそれは獣性を手懐ける優美な力。「ペンタクルの2」は小アルカナらしい日常世界に投射された力。完成・成就を表す「21・世界」で踊る両性具有のユニバーサルダンサーを取り囲む月桂樹のリースにも二つの∞が描き込まれ、頭上(MC)と足元(IC)の勝利が強調されています。・・・ならば、ネジバナに秘められた無限は? 伸びた花茎は何を示すアングル?

ネジバナは芝生や植え込みの隙間などでも見かけますが、花が終わってしまえば地面近くの葉しか残らず、それもすぐ、他の植物に埋もれて全く分からなくなってしまいます。つまり、彼らがその本性を表に出すのはこの時期のみ。もし見かけたら、この小さくて可憐な花に秘められた叡智を思い出してみてください。

ネジバナ(スピランサス)→スパイラル→螺旋階段→階段 という連想で・・・
水瓶座12度サビアン 「上へと順に並ぶ階段の上の人々」
松村先生は「独自の基準で人々を判断する」「値踏みの度数」と説明されています。独自の基準、というのが天王星を支配星とする水瓶座の個性ですね。その値踏みも社会的な地位だとか、家柄とか、財産の多寡のような現世的な値踏みにはなり得ません。見えない世界の、あるいは天と地のはざまの、その人が真に「これが価値がある」と信じられるものをめぐる価値判断ということでしょう。

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階段を登ることで人はどんどん地面から離れていきます。その一方で、より広い視界、より開かれた視点を手に入れます。
階段で並ぶ人たちは最終的にどこを目指しているのでしょう。そもそも本当にそれは人なのでしょうか。

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