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2015年8月

2015年8月30日 (日)

ルノルマンもいいね

金曜は第三の眼で鑑定でした。前の晩、最近ちょっとはまっているルノルマンオラクルカードに「何か一言!」と一昔前の芸能レポーターみたいな質問というかリクエストをぶつけてみたところ、出たのが「リリーズ」。このカード、けっこう意味が絞り込みにくいんですね。花だけに喜びや愛情による結びつき、家族…あとちょっぴり性的な意味合いもあるカードなんですが。で、「んー。もっとヒントちょうだい」ともう一度引いてみるとまたもや「リリーズ」。「そっかーユリなのかー」とわからないまま眠りにつきました。

Lilies_4 で、答え合わせ。翌日お店に着いたら鑑定テーブルのお花がカサブランカだったのでした!もしかしたら「もーそんなこと聞くかなあ」「でもせっかくだからなんか答えてやるか」って思ったかもしれませんね。すいません。>ルノルマンどの。

ルノルマンは5年くらい前に「ミスティカル・ルノルマン」を購入していたのですが、絵柄は気に入ったものの、使うとなるとどうもピンと来なくてカードコレクションの箱に放り込んでいました。それが今月、ロバート・M・プレイスの「バーニング・サーペント・オラクル」を手に入れて、心境に変化が。これまで何種ものタロットを手掛けてきた彼が、タロット研究では名の知れたレイチェル・ポラックと組んで作ったこのルノルマンは、正統的ルノルマンじゃないかもしれませんが、錬金術や神話のシンボルが反映されていて、その方面が好きな私にとってはすごくインスピレーションを働かせやすかったんです。

それに最初にシャッフルしていたときジャンプして飛び出てきた「ご挨拶」カードが「ブーケ(贈り物、親切、愛情)」。「どんなお付き合いができそう?」と問いかけて引くと「ドッグ(忠誠、友人)」。その後もことあるごとに犬!犬!犬!しっぽ振りまくり!(笑)

ルノルマンについてはバリバリの初心者で右も左もほとんどわからない状態なので、これからいろいろ覚えていかなくちゃ!というところなのですが、これだけ好意全開されると情が湧かないわけがありませんよね。36枚(「バーニング・サーペント・オラクル」ではイシスとオシリスを含む38枚)を使うグランタブローはまだ数回しか展開していませんが、毎日1枚引き、3枚引きで遊んでいます。面白いことに、このルノルマンを使うようになってからは、仕舞い込んでいた「ミスティカル・ルノルマン」も手に取ることが多くなりました。

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2015年8月17日 (月)

ヴィーナスに新しい衣装を

14日の遅く、獅子座21度31分で新月でした。そしてその新月から約28時間あと、16日の朝方には太陽と逆行中の金星が獅子座22度39分で重なりました。この太陽と逆行金星の内合は、ニューヴィーナスと呼ばれ、584日の金星の会合周期(地球から見てその惑星の太陽に対する視位置が一巡する周期)の始まりにあたります。

つまり「月に一度」の切り替わりの新月と、「584日=19.45か月に一度」の金星バージョンの新月が立て続けに起こったことになります。

ニュービーナス、そして金星バージョンの満月であるフルヴィーナスが起こるポイントは、度数こそ少しずつずれていきますが、黄道上の5か所と決まっています。これらを線でつなぐとそれぞれ美しい五芒星を描きます。この五芒星と、地球を中心に置いたときに金星の軌跡が描く「ローズパターン」という図形(本当にカメリアのコサージュみたいな形なんですよ!)は、間違いなく太陽系の天体が描く最も美しい形でしょう。

さて、今回のニューヴィーナスのサビアンは「裸馬乗り」。鞍をつけていない馬に乗った女性が華麗な乗馬スキルを披露する、という度数です。鞍がないというのは、馴化されていない野生に近い存在ということ。粗野だったり、洗練されてないという意味も含むかもしれません。裸馬が暴れれば暴れるほど見世物としては派手になり、スリリングになりますが、乗り手には高度なバランス感覚と技術、筋力の強さ、経験が要求されます。これはなかなか難易度の高いミッション。でも各サインの23度は本来、打ち出すことも受け取ることも上手にこなせる度数です。

金星の象意の一つは人を引き付け魅了する力や資質、魅力です。これは権力や財力、生命力や腕力と同じように「力」ですから、当然他者に対して大きな影響力を持ちます。そして力を「有する」ということは、「与える」「分かち合う」「誇示する」のような使い方ができるだけでなく、「失う」「浪費する」「搾取される」危険とも隣合わせであるということ。取り扱いは十分注意しなくてはいけません。あるいは他者の魅力に心「奪われ」、自分の軸がグラグラして、ハラハラドキドキするかもしれません。(でもそれはそれで幸せだったりしますね、きっと)

ともかく。あなたが女性でも男性でも。若くてもそこそこのオトナでも。そしてまたヘテロ、ゲイ、バイセクシャルであっても。
それぞれの内なる金星のテーマとその扱い方にフォーカスする適期です。

金星は「五感の心地よさ」「価値」「美」「調和」「人とのつながり」「お金」なども司ります。新しい金星の新しい衣装はどんなものになるでしょう。あなたのホロスコープではニューヴィーナスの獅子座23度はどのハウスにあって、そのハウスにはどんな惑星が入っていますか?金星はどんなアスペクトを形成しているでしょう? 今回のニューヴィーナスは人とのご縁を表すドラゴンヘッド(それも金星を支配星とする美と対人関係のサイン、天秤座のヘッドです!)と調和的なノヴァイルというアスペクトを取ります。ノヴァイルはインドの占星術ではよく結婚と関連付けられるアスペクトで、物事を引き起こしたり変えたりするダイナミクスはないものの、結びつける感受点や天体に、認め合い協調する性質を与える角度のようです。なんだかワクワクする配置ですね。

もちろん、20か月近いサイクルのあちこちで他の天体との難しいアスペクトも形成されますから、色々すったもんだや思い通りにいかないこと、試練のようなこともあることでしょう。「裸馬乗り」ということでかなり無茶もしそうです。でもそういうことを乗り越え、来年6月には金星はサイクルの頂点、フルヴィーナスの地点に到達します。そのポイント、双子座17度のサビアンは「知力の頭に溶けていった健康の頭」。成熟や成長に関連がある度数で、一種の静けさも感じます。裸馬乗りの体ごとぶつかっていくようなチャレンジで拾い上げられたものが集められ、濾過され、抽象的概念や価値観として浸透するのかもしれません。

ちなみに私のニュImg_9615_540x405ーヴィーナスは外国や出版、高等教育に関連付けられる9ハウス天王星の手前で起こり、対人関係のハウス、7ハウスの水星と太陽のミッドポイント上でフルヴィーナスを迎えます。色々な読みが可能ですが、ひとまず「しっかり勉強したら、色々な角度から懐が深い鑑定ができるようになる→だから積み上げてある本、がんばって読むべし!」、みたいな色気のないものになりました。予測じゃなくてうまいことサイクルに乗っかろうということなのでアファーメーション寄りになりますね。

ニューヴィーナスが描く五芒星とEMPRESS

・Venus: Her Cycles, Symbols, & Myths Anne Massey
・STEAMPUNK TAROT Charissa Lynn Drengsen
・Tarot of Eden  Alika Lindbergh(奥)

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2015年8月13日 (木)

土星、順行に戻ってます

長らく蠍座の終わりにとどまっていた土星が8月3日から順行に戻っています。不動宮の終わりあたりに目立つ天体やアングルをお持ちの方々、ようやく一息入れられているのではないでしょうか。

実際、第三の眼の鑑定でも、この土星がらみのフラストレーションを抱えていらっしゃるお客様が非常に多かったです。問題に関連したハウスで重い天体が逆行中であること、サインが変われば問題を取り巻く状況も変わることをお話しし、「何とか秋口まで持ちこたえてーー!」というケースの多かったこと! Helen J. Adams さんの「Understanding Retrogrades」に、逆行土星は木星の性質を帯びるという説明がありますが、たしかにあたりは多少やわらかいというか、土星のスパルタ感はあまり感じられないものの、やっぱり土星は土星、長期にわたる重いプレッシャー、それも蠍座の終わりの一番粘度の高いところですから、音をあげてしまうのも無理のないことです。

で、晴れて順行。「みなさま、4か月半お疲れさまでした・・・」と言いたいところですが、ごめんなさい。実は来月に入るともう一山ある可能性が。土星は膠着状態を脱しつつありますが、9月18日の射手座へのサイン移動のタイミングにちょうど水星逆行開始が重なることから、そこで揺れや混乱が生じるかもしれないんですね。もし状況が許すならば、心情的にこじれた問題や親に関わること、転職などの仕事にかかわる重大な決断や訴訟事などはこのタイミング以降、より安全を期すなら10月10日の水星の逆行終了を待ってからの方がスムーズに運ぶかもしれません。

3日に終わった土星逆行を振り返ると、3月半ばに逆行が始まったのは射手座4度55分。逆行が終わった蠍座28度16分は去年の12月上旬に通過した度数です。ということは、今回の逆行・順行で「ダブっている」のは蠍座28度16分から射手座4度55分まで。今は「行って」「戻って」が終わって、「逆行が始まった場所まで進む」期間が始まっているわけですね。

去年の12月から今年の3月まで、そして3月から8月まで。どんなことがありましたか?どんな問題を感じたでしょう。取り組み、考えていたのはどういうことですか? なにかとしがらみも多かった蠍座から、理念と冒険の射手座に入っていく準備が整っているか、「管理点検の天体」土星がチェックを入れながら進んでいきます。「ちょっとここが甘いな」みたいなところがあるならば、向き合って対処していくことで成果を上げ、強度を高めていくことが期待できる時期でしょう。そう考えれば、この振り返りのプロセスの中に金星や水星の逆行がはさまってくるのは決してマイナスではなく、むしろ、「プラスに活かしなさい」という天の計らいのようにも思えてきます。

このチェックがすべて終了し、新しい経験に飛び込む度数、切り替わりのサビアンを見てみましょう。「見直し」の最終度数、射手座4度00分から4度59分までのサビアンは射手座5度『木の高いところにいる老いたフクロウ』。広い視野を誇る知恵の鳥フクロウの、それも若鳥ではなく経験を積んだ老鳥が高いところから周囲を眺め、望むものを手に入れるための判断を下そうとしています。土星は今年の3月に一度ここまで来て「俯瞰」した結果、まるで何かし忘れたことに気付いたかのようにサインを超えて蠍座まで引き返しました。それが11月の頭、再びここに戻ってきて最終的に心を決めます。「ダブり」の範囲を超えて新境地の5度00分へ入るとサビアンは射手座6度の『クリケットゲーム』に。周囲に働きかけ、状況に動かされ、一気に世界が動き始めます。その時になってあわてないよう、欲しいものに手が届く場所にいられるよう、これからの3か月、しっかり準備をしておきたいところですね。

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2015年8月 2日 (日)

「逆行、やってます (金星)」

金星が7月25日から逆行しています。先月25日に乙女座0度まで進んでいたのが逆行し始め、31日の夜遅くには獅子座に入りました。これからぐぐーっと獅子座14度23分まで逆行し、9月7日に順行に戻ります。

アセンダントや太陽、月が金星をルーラーとする牡牛座や天秤座の人、そしてこの逆行金星がハードアスペクトで関わってくる不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の半ば~終わりあたりに主要天体を持っている人は、9月上旬までは愛情問題や異性関係、お金の問題に気を付けたいところです。

逆行金星が作るアスペクトを拾い出してみると・・・

8月 5日 金星木星合     獅子座28度       
8月 6日 金星土星スクエア 獅子座・蠍座28度     
      水星金星合      獅子座27度   
8月16日 太陽金星合      獅 子座22度   
8月20日 金星天王星トライン 獅子座・牡羊座20度
9月  1日 金星火星合      獅子座14度   

5日~6日の木星との合や水星との合は一見よさげですが、金星土星スクエアが一緒なのでそうじゃないケースが多いかも。満月直後の9月1日の金星火星合も、ちょっとバイオレントな雰囲気で女子は注意。ということで、それぞれ前後2日くらいは注意しておいてください。

占星家Erin Sullivan さんは逆行天体についての著作の中で、「金星は逆行中は男神になる(意訳)」なんて言い方をしています。たとえば感覚的な人が「らしくなく」論理的になったりと、金星に関連した事に対する態度に変化が生まれるようなんですね。なので、普段はとても親切にしてくれる人がたまたま雑な対応(女性性が引っ込んでプチ火星化した金星の表れ)をとったのを見てひどくショックを受けてしまったり、逆にうっかり自分がそういった態度をとってしまってややこしいことになったりと、普段と違うがゆえの誤解や気持ちのすれ違いが生じたりもします。

よい信頼関係ができている間柄ならば逆行が終わってからのフォローもききますが、そうじゃない関係ではそこからヒビが入ったり、気まずいまま関係がうやむやになってしまいがち。また、新しい人間関係や仕事も、後になって(お互いに)「思ってたのと違う…」という結果になったりもするので、結婚・就職などはこの時期を避けた方が無難と考えられます。

また、金星の逆行中は愛情生活を再考も促すので、その時期は離婚が増える、というようなことを言う占星家もいます。他にもパーティーがうまくいかない、整形手術の結果がイマイチ、タンスの肥やしを増やしちゃう、etc…

とはいっても、逆行は必ずしも悪いことばかりではありません。逆行金星とのアスペクトはイージーアスペクトであれ、ハードアスペクトであれ、価値観や人間関係、美や愛情ということへの理解を深める機会を提供してくれます。そしてそれは必ずやその人特有の内面的な豊かさ、美や愛情の在り方、人間的な魅力に貢献していくでしょう。それに、獅子座の後半がどのハウスにあたるかで現れ方もさまざまですから。

なにしろ「逆行だから○○しない」じゃつまらないですものね。逆行の金星には逆行の金星の味もあります。だから、あとで直しが入る可能性を見越して、「あまり思い切ったことはしない」「もし転んだとしても諦めがつく程度を心掛ける」が正解かもしれません。

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