カテゴリー「占星術」の記事

2016年1月 9日 (土)

2016年もよろしくお願いいたします

年末年始モードを脱すれば、またいつも通りの平常運転…と思いきや。今年はちょっとザワザワしてますね。根本的な変化の必要を突き付けてくる天王星冥王星のスクエア、足場の曖昧さや夢と現実のギャップを指摘する土星海王星のスクエア、さらには水星逆行といった天体の緊張や方向転換の影響が、あちこちで様々な波紋を引き起こしているようです。

年明け早々、サウジアラビア、そしてバーレーンがイランと国交断絶というニュースが飛び込んできました。その数日後には北朝鮮の水爆(?)実験とそれに続く世界同時株安・・・そろそろ安定を希求する流れになってくるだろうとは思いますが、どのあたりに落としどころを設定するか、誰がやるのかというのがまた難しいところですね。自分は水星逆行プレシャドウの時期に大々的に発表された新国立競技場の建設費用と、従軍慰安婦問題に関する日韓の合意がまたグダグダになりはしないかと心配しています。

芸能界でも大きなスキャンダルが露見しましたが、当事者となったお二人も土星海王星スクエアをまともに食らってしまった感があります。互いの太陽が互いのノード軸にがっつりと絡む相性でコンジャンクションも多数ですから、いい状態で長続きする関係かどうかはともかく、引きが強烈だったのは間違いないところ。今回の場合はそこに土星海王星のトランジットがぴったり乗ったものだから、「(当人たちが)常識や倫理・現実感覚から乖離し」「結果、強制的に夢から覚めさせられる」のと同時に、好感度の高いタレントの「人々が抱いていたイメージ(海王星=虚像)と等身大の姿(土星=実像)のギャップ」を知らしめるオオゴトになってしまいました。

・・・とまあ、世間話はさておき。

なんでも申年というのは何かと波乱含みの展開になりがちな年なんだそうです。ならば一気の飛躍を狙って勝負に出るか。いやいや、ここはじっと耐え忍んで力を蓄えるべきか。たとえ向かい風吹きすさぶ中でも直観が「今だ!」と言うならばその時に動くのが正解だと思います。

でも「そこまで直観に自信が・・・」とか「やっぱり追い風が助かります」ということだったら、時には身をかわしたり、場合によってはダメージを負わない程度に折れたりもして逆風の時期をやり過ごしつつ、意欲や行動を星が後押し・サポートしてくれる時期を選んで動くようにしたほうがうまくいきそうです。押したり引いたり。That's 柔軟宮way!ですね。

もちろん「選択の余地なんてありません!」という場面も人生にはあって、重要な選択の際に不平等やデメリットを呑み込まねば前に進むことができないこともままあります。そんなときは自分なりにモヤモヤに整理をつけて気持ちを立て直す必要もありますね。

天王星と冥王星のスクエア、土星と海王星のスクエア、水星の逆行・・・現在天空で起こっている天体配置と天体の動き方は、「夢とうつつを分けること」「ごまかしを排除し、できることとできないことを心得ること」「今までとは違う考え方をしてみること」「その認識をもとに行動を起こし、夢を現実に移植すること」のように、よりよいリアルのために使うのが一番ポジティブな利用法なんだよ、とも言っているように思えます。

引き続き、活動宮の半ばくらいの度数域や柔軟宮の10度前後にアングルや目立つ天体をお持ちの方はもう変化への対応を強いられつつあるかも知れません。またそのあたりに天体がなくても、主要天体やアングルのミッドポイントにトランジットの天体が触れて大きな動きを生むこともあり、その影響と程度、対処の仕方は一人一人異なります。

何を選び取るか。この道を選んでしまって大丈夫なのだろうか・・・もちろん、決めるのは自分自身ですが、曖昧な状況の中でもう少し情報が欲しいというとき、大まかな流れやタイミングの切り替わりを予測できる占星術はガイドの一つになりえます。星の代読屋が必要なときはお気軽にお立ち寄りください。

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2015年12月21日 (月)

水星逆行のプレシャドウ期間に入りました

昨日12月20日、年明け6日からの逆行に先駆け、「プレシャドウ期間」という時期に水星が入りました。冥王星との合を伴う少し劇的な幕開けです。

この「プレシャドウ期間」、ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。実を言うと私も、用語としてはつい先日知ったばかりです。今年鑑定に出るようになってからオーソドックスな読みの復習のため「占星術の基礎」的な本を何冊か読んでいたのですが、その中の一冊、「Llewellyn's Complete Book of Astrology / Kris Brandt Riske」の水星逆行の項に図付きで「この時期がプレシャドウピリオド」みたいなことが書いてあって「あ、この期間をこう呼ぶんだ~」と思った次第。

具体的には「逆行領域と重なる度数域」、つまり「その逆行のお勉強範囲」みたいなところのことで、逆行の前に順行で通る時がプレシャドウ期間、逆行後の順行期間がポストシャドウ期間と解説されています。名前がつくとスッキリ整理できますね。

で、区分はわかったけれど意味や解釈は?となると、残念なことに、Riske さんはそのあたりはあまり詳しく説明してくれてなくて、「例として仕事を探しているなら、プレシャドウ期間のあるタイミングで履歴書を送ると、ポストシャドウ期間で水星が同じ度数に来た時に最終的な結果が得られるよ。逆行中、逆行後のその度数の時にはニュースが舞い込んでくるかもだよ」みたいなことだけ書いてあります。

もしも意識的に使うとするならば「企画」→「検証」→「実施」とか、「リハーサル」→「手直し・仕上げ」→「お披露目」みたいな感じがいいでしょうかね。逆行後の時期にしっかりした結果を出したいことがある場合、逆行前に手を付けておくと、逆行期間でしっかりチェックを入れることができ、ポストシャドウで完璧な仕上がりになる、身に着く、サマになる、というような逆算的手配は可能になりそうです。

ただそうなると、「逆行直前の駆け込み処理」は結局やり直しになるのか??? 大抵の場合、やり直しになる事態を避けたくて順行中にやるわけなんですが。ううむ。

でも確かに、逆行中に起こしちゃうミス以外に、事前にやらかしてた間違いが逆行期間中に露見することはかなりありますから、逆行を控えて慎重さが求められる時期というとらえ方をすることもできるのかもしれません。

特に今回はプレシャドウ期間が年末、仕事始めのあたりでステイション、そこから本格的に逆行となるので、心身のお正月ボケや休み明けの混乱もありそうです。冥王星とのコンジャンクション(12月20日と1月22日、1月30日)で、思い込みの激しさから周囲への目配りや常識的な判断もおろそかになりがちかもしれません。12月22日は冬至、太陽が山羊座に入ってぐんぐん水星に近づいていきます。それによって水星の働きはいっそう見えにくくなりますから、いつもにも増して慎重さや客観的な視点が必要とされそうですね。

ラフに流れを整理するとこんな感じです。(Dが順行、Rが逆行) 

プレシャドウ(12月20日~1月6日)  山羊15~水瓶1

20日水星D冥王星D合 テーマとの接触

逆行期間(1月6日~1月27日)  水瓶1~山羊15 

6日太陽冥王星合、14日太陽水星R合 強い意識化 

22日水星R冥王星D合 テーマとがっつり直面 実際的な見直し行為に迫られる

ポストシャドウ(1月27日~2月15日)  山羊15~水瓶1 

30日水星D冥王星D合 当面の決着や落としどころへ

水星逆行の際の一般的な注意点として、逆行中は誤解や思い込み、連絡のし忘れや勘違いといったコミュニケーション上の問題、情報管理のトラブル、交通の遅延、コンピューターシステムのダウン、契約ミスなどが起こりがちですから、それらを未然に防げるように十分注意をはらい、精神的、時間的、そして体力的にもある程度の余裕を持てるようにして過ごしたいところです。

それに加え、今回は、ステイションの状態(「留」:順行・逆行の切り替わりに天体がスピードを落とす時期)になる2つのポイントのひとつ、山羊座15度には根本的な変化を司る冥王星が在泊していますし、もう一つの方は山羊座と水瓶座のサインの切り替わりにあたります。

社会や組織、現実的な分野を司る山羊座での逆行ですが、出生図によっては個人レベルでも変化への決断が求められるかもしれません。逆行の範囲(今回だったら主に山羊座の後半部分)が自分のホロスコープでどのハウスにあるか。そのハウスに関して「見直し」を迫られそうな事柄はないか。それはどんなふうにしたら改善できそうか。どんなふうになるのが理想か。プレシャドウ期間にはまだ問題の焦点が明らかにはなっていませんが、そのあたりのことをなんとなく考えておくと、一連のプロセスにより前向きに臨めるのではないでしょうか。

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2015年12月20日 (日)

そして海王星は魚座を進む

色々なことを考えて隠者モードになっていたらずいぶん間が開いてしまいました。星もずいぶん動いてすっかり状況は様変わりしていますね。今日はそんな変化のひとつ、海王星の方向転換について少し。

先月の19日、海王星が約150日の逆行を経て順行に転じました。今回は魚座9度49分から魚座7度1分までの逆行でした。来年の3月には逆行を開始した地点の9度49分を越えて新しい経験域に入り、6月半ばに魚座12度2分まで進んだところでふたたび逆行に転じます。

5度くらい進んで3度くらい戻る。また5度進んで3度くらい後戻り。そんな返し縫いのようなやり方で海王星は進んでいき、一つのサインを通過するのに15年くらい、天空の360度を一周するのに165年を費やします。ただ、逆行と言っても実際は天体が方向を変えるのではなくて、太陽が進むスピードと海王星の進むスピードの違いからくる,、見かけ上の後ずさりというのが本当のところです。

進む度数差で言えば、例えば今年1年、元旦から大晦日までの期間なら、度数にして2度9分ほど。365日で360度のうちの2度とちょっとですから、本当にほんのわずかです。ただ、逆行期間に逆戻りした分やダブって進んだ分などを足すと、見かけで動いた度数は7度45分ほどになり、最終的な度数差の3倍以上移動していたことになります。

たった3度の後戻りというと、大した影響はないんじゃないの?と思うかもしれません。それに加えて、海王星の性質自体がどこから来るのかよくわからない、つかみどころのないものなので、「あ!これ!」というような変化は感じにくいかもしれません。でもたとえばマンションの杭打ち偽装やフォルクス・ワーゲン社の排ガス規制に絡む工作のように、ルール違反が露見したり、難民などの社会的な弱者に関するニュースを目にしたり、個人レベルでは原因不明の体調不良など、健康面での不調を経験された方も少なくなかったのではないでしょうか。

前述のように、海王星の逆行は太陽との位置関係によって生じます。太陽が海王星を101度ほど過ぎると逆行が始まり、101度くらいのところまで進んでくると順行に転じるので、年々にずれ込んできてはいきますが、ここしばらくは6月に逆行開始・11月に終了というパターン。海王星的には夏と秋はモードが切り替わっているのかもしれませんね。

少しばかり専門的になってしまいますが、太陽との位置関係ということで、逆行中の海王星が太陽ととるアスペクトをマイナーなものも含めて順に並べていくと、バイセプタイル(102度53分)、トライン(120度)、セスキコードレード(135度)、バイキンタイル(144度)、クインカンクス(150度)、クインデチレ(165度)、オポジション(180度)と多種類のアスペクトを取ります。先月終わった逆行も、海王星に対して光を投げかけた太陽のサインは双子、蟹、獅子、乙女、天秤、蠍と6つのサインにまたがっていましたから、双子の太陽と魚座の海王星、蟹座太陽と魚座海王星、獅子座、乙女座…と、テーマはめまぐるしく変化していました。さほど動かなくても、太陽や他の天体とコンタクトすることで、海王星はどんどんアップデートされていたのです。

それは海王星がそれぞれの天体とサインの経験を吸い込むというふうに考えることもできます。情報は「夢見の惑星」海王星が司る領域、おそらくはユングが集合無意識と呼んだところにプールされます。それを拾い上げ運んでいくのは月の役割。魚座に浸かり、海王星の霧状の夢と一体化した月によって、海王星にたたまれたイメージは360度の天空にあまねくいきわたります。

本来の座である魚座を進んでいく海王星は、水面下で状況を操るキーパーソン的存在にたとえられるかもしれません。それが光を当てる情報や現象化させる出来事も浸透性・感染性が高く、それが第一デーカン(0度~10度)という、象徴や欲求が良くも悪くも純粋に発揮される度数域であれば、なおさらその傾向は強くなるでしょう。

個人的にはアフガニスタンで10月13日に起こった米軍による「国境なき医師団(MSF)」の医療施設への誤爆に強い衝撃を受けました。本来攻撃されてはならないはずの医師やボランティア、傷を負った兵士たちが犠牲になるという非常に海王星的な出来事で、期間的に重なっていた水星の逆行や天王星の逆行の影響も大きかったとは思いますが、「こんな痛ましい出来事はあってはならない」という思いが世界中の多くの人に共有され、私たちの内なる海王星に記憶されたであろうことも含めて、とても海王星的かつ海王星が刺激される出来事だったと言えるのではないかと思います。

永く抱かれた思いはいずれ「かたち」へとたどり着く道筋を見出します。たとえば「鳥のように空を飛べたら」という憧れが空を飛ぶ鉄の船を生みだし、「遠くの星の姿を知りたい」という思いが惑星探査機を宇宙空間に送り出したように。不可能が可能になるとき、そこにはいつも深い場所からの祈りや多くの人々の願いや憧れ、決して眠らない夢があって、それらを保持していくことは紛れもなく海王星の大切な役割、機能のひとつなのではないかと思うのです。

星は地と人に光を投げかけ、人は地上の経験でそれに応える。そうやってやり取りを重ねて世界と時代を共に作る。思えば海王星が1846年に発見されてから、まだたったの170年。海王星と人との間で紡がれるストーリーはまだまだ序章にすぎないのですよね。「私を凶星とするもしないも今後の人類次第だよ」 海王星はそんなふうに思っているかもしれません。

逆行の海王星は、順行の海王星が見た夢を地や人にしみこませていくようなところがあります。だから私たちは、常に欺瞞を退け善き夢を抱き続ける必要があります。 人は知らず知らずのうちに夢見たものに囚われて現実から目を背けたり、時に怖れに喰われ破滅してしまうこともありますから。

最後に、今年海王星がたどった魚座6度から10度のサビアンを書き出してみると、魚座6度が「正装して行進している将校たち」、魚座7度が「岩の上に横たわっている十字架」、魚座8度が「ラッパを吹く少女」。魚座9度が「騎手」、魚座10度が「雲の上の飛行家」。さて、何を連想しましたか?私はやはり、混乱と緊張の続くシリアの情勢を思い浮かべずにはいられませんでした。

6月に「飛行家」から逆行が始まり、8月中旬「騎手」へ移って、9月半ばに「ラッパを吹く少女」に。そこからはずっとその度数にいて、11月の下旬に入ると逆行が終わり、順行に戻りました。そして2016年も、今年通ったあたりの度数域を行きつ戻りつします。テーマは基本おなじで、新たな経験を蓄積・吸収、あるいは上書きしていくわけですね。

ならば欺瞞ではなく慈悲を。失望ではなく夢を。犠牲ではなく救済を。たとえばイスラミック・ステートによる人類の大きな損失や、困難な状況にある人々の暮らしが海王星のよりポジティブな表現で書き換えられ、救済されていくことを祈りたいと思います。

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2015年10月19日 (月)

20日担当します&おかげさまで半年

直前のお知らせになってしまいますが、Nobuko先生の代理で20日(火)、担当することになりました。14時から20時過ぎくらいまでお店におりますので、よろしかったらお立ち寄りください。

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さて。毎金曜日に第三の眼に座らせていただくようになって、おかげさまで6か月がたちました。ご来店いただきましたみなさま、本当にありがとうございます。2度3度と足を運んでくださった方々、そして大切なご友人をご紹介くださった方々…。心から感謝するとともに、ご信頼とご期待に応えていくためにも、もっともっと精進していかなくてはと思っています。

お寄せいただいたご感想・後日談も大変うれしく読ませていただいています。ただ、実のところ、私はただホロスコープの中にあるもの、星と星との間にたたまれている思いや願いを言葉するだけなので、もしそれが素敵に聞こえたり、癒されたりしたのなら、それは私が読んだのが単にすてきな人のすてきなチャートだったとか、ご自身の中に癒し手がいた、というだけのことなんだよなあ・・・と。むしろ「こんなに美しいものを見せてくださって、読ませてくださってありがとう」と思うことが少なからずあった半年でした。

まだまだ至らぬところはありますが、精一杯努めてまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。

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思えば4月の半ば、空ではまだ天冥スクエア真っ盛りのタイミングでの入店でしたので、「まあ楽ではないだろな」と覚悟していましたし、飛び込みのお客様は無理だとしてもご予約いただいた方のチャートは事前にびっちりチェックするようにしよう、それこそ最初のうちはできることは全部試してやろう!というくらいの気持ちで始めました。ただ、実際に始めてみるとこれとはまた違う方向でも『楽じゃない』感じに。デビュー時のホロスコープでは火星のサビアンが「重い荷物を持つポーター」なのですが、PC、分厚い天文暦、タロットデッキやペンデュラムキットといったお道具一式、さらには鑑定の合間に飲むお茶の水筒、移動の際に読む本などなど、文字通りヘヴィな荷物を背負ってお店に通っていると、「やだもう。ほんとサビアンのまんま~」と笑えてきます。

知的作業も肉体労働も、もうちょっと楽なやり方もなくはないんでしょうが、このチャートの火星は太陽や月が入っている9ハウス(「占星術」を表すハウス)の支配星で、「基盤」を意味する4ハウスの副支配星でもあるので、ここをおろそかにするとダメダメになっちゃうのは明白。ゆえにとりあえずは確実に、使い込む方向・しょい込む方向で進めてきました。それでも半年やってみて効率が悪いところや逆にもうちょっと力を入れたほうがいいところなどが段々と見えてきたので、鑑定の進め方やメニューにも少しずつ手を入れていこうと思っています。

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2015年9月19日 (土)

ここのところの星模様

先日の豪雨は茨城、栃木、宮城などで甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。避難中の方々が1日も早く日常を取り戻されますように。

大きな被害をもたらした鬼怒川の堤防決壊は10日の12時50分ころ。この時の星の状態を見てみると、まずアセンダントの支配星である木星と海王星がオポジションで、これが全体のアンダートーンとなっています。アセンダントに対しては牡羊座の天王星と獅子座の火星がそれぞれタイトなトラインでグランドトラインを形成。火のサインではありますが、エネルギーをスムーズに流し続けるグランドトラインだけに、一度動き出したら歯止めがきかない災害を思わせます。

また、火星と海王星のミッドポイントに蠍座29度の土星があって、これも水害の表示。さらにこの土星は、逆行に向けて徐々に減速し始めていた天秤座の水星と山羊座で逆行している冥王星(1度ちょっとオーブがありますが)ミッドポイントにも近いです。90度でかかわるミッドポイントは火星/木星、そしておそらく引き金の一つとなった太陽/月。火星と木星の組み合わせは「被害拡大」を思わせますね。他にも、アングル、ノード、牡羊ポイントなど影響力の大きそうなミッドポイントが多数成立していました。

土星が蠍座を抜けて射手座に入った18日は、水星が逆行に転じています。毎度おなじみ(?)の水星逆行とはいえ、13日に起こった新月が水星を支配星に持つ乙女座での日蝕新月だったことも考えるとまだまだ不穏な雰囲気。おとといはペルーで大きな地震がありましたが、もうこれ以上何事も起こらないようにと祈りつつ、災害に対する備えも十分にしておかなければと思います。

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今回の災害の映像に2011年の震災を思い出した方も多かったでしょう。私もそうでした。そして、その数年前に知人と交わした会話も思い出しました。

たしか、2008年の春頃だったと思います。 「占星術的にはこれからの世の中ってどうなの」と聞かれ、冥王星が射手座から山羊座に移ったことや、冥王星という天体が形になっているものを壊して更地にしていく種類のエネルギーを持っていること、そしてそれが土のサインである山羊座で力をふるうので、地震や地滑り、火山噴火などが考えられることを話しました。また、冥王星が原子力を司るところからそういった事故や汚染、また山羊座は大きな組織とも関連するので政権交代や政治の混乱もあるかも、など占星術になじんだ方ならば「まあそういうところですよね」というようなありきたりな内容を話したのですが・・・本当に残念なことに、すべて現実になってしまってますね。

今、冥王星は山羊座12度で逆行中。外惑星は年の3分の1くらいは逆行してるので特に「冥王星の逆行中は~」みたいな話にはあまりならないものですが、この期間はずっと前に亡くなっていた方のご遺体が発見されることが多い、なんてことをいう方もいらっしゃって、ちょっと気にしていたら確かにそういうニュースもけっこうありました。逆行の前半が多かった印象ですが、やはり地下にあるものや冥界に沈んだものが浮上しやすい時期なのかもしれません。しかもこの冥王星と長らく支配星交換の関係にあった土星のサビアンのひとつが「ハロウィーンの悪ふざけ」でした。ハロウィーンは東京ではすっかりコスプレイベントになってしまってますが、元々はケルト民族の死者のよみがえりの祭祀、お盆みたいなものですものね。

よみがえりは感情についてもそうだったかもしれません。今月6日までの金星逆行で自分の価値観、何が大切なのか問い直すタイミングも重なったため、「終わったと思っていたことが実は全然終わっていなかった」とか、「もう吹っ切ったと思っていたのにそうじゃなかった」みたいな経験をした人も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。

でもそれは後退でも無駄な感傷でもないはず。すべてのよみがえりは再発見とより深い理解、受容と救済を希求して起こるものだから、大切なのは感情に振り回されず、状況に呑まれず、静かに対処すること。ただそれだけでいいのですよね、きっと。

土星は昨日、蠍座から木星が支配する柔軟サインの射手座に入り、冥王星との支配星交換も終わってずいぶんと軽くフレキシブルになりました。冥王星もあと1週間ほどで順行に転じます。昨年からずっと滞っていた「物事を深いところで作り変えていくエネルギー」も建設的に動き始めるかもしれません。その一方で、水星は来月10日まで逆行し、28日の満月は火のサイン牡羊座での月蝕満月、と波乱含みです。

星模様がめまぐるしく変わっていく秋。太陽系の材料で作られている私たちの肉体やエネルギー体も不安定になりがちです。まずは身近なところ、体を冷やして風邪などひかないよう、気を付けてお過ごしください。

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2015年8月17日 (月)

ヴィーナスに新しい衣装を

14日の遅く、獅子座21度31分で新月でした。そしてその新月から約28時間あと、16日の朝方には太陽と逆行中の金星が獅子座22度39分で重なりました。この太陽と逆行金星の内合は、ニューヴィーナスと呼ばれ、584日の金星の会合周期(地球から見てその惑星の太陽に対する視位置が一巡する周期)の始まりにあたります。

つまり「月に一度」の切り替わりの新月と、「584日=19.45か月に一度」の金星バージョンの新月が立て続けに起こったことになります。

ニュービーナス、そして金星バージョンの満月であるフルヴィーナスが起こるポイントは、度数こそ少しずつずれていきますが、黄道上の5か所と決まっています。これらを線でつなぐとそれぞれ美しい五芒星を描きます。この五芒星と、地球を中心に置いたときに金星の軌跡が描く「ローズパターン」という図形(本当にカメリアのコサージュみたいな形なんですよ!)は、間違いなく太陽系の天体が描く最も美しい形でしょう。

さて、今回のニューヴィーナスのサビアンは「裸馬乗り」。鞍をつけていない馬に乗った女性が華麗な乗馬スキルを披露する、という度数です。鞍がないというのは、馴化されていない野生に近い存在ということ。粗野だったり、洗練されてないという意味も含むかもしれません。裸馬が暴れれば暴れるほど見世物としては派手になり、スリリングになりますが、乗り手には高度なバランス感覚と技術、筋力の強さ、経験が要求されます。これはなかなか難易度の高いミッション。でも各サインの23度は本来、打ち出すことも受け取ることも上手にこなせる度数です。

金星の象意の一つは人を引き付け魅了する力や資質、魅力です。これは権力や財力、生命力や腕力と同じように「力」ですから、当然他者に対して大きな影響力を持ちます。そして力を「有する」ということは、「与える」「分かち合う」「誇示する」のような使い方ができるだけでなく、「失う」「浪費する」「搾取される」危険とも隣合わせであるということ。取り扱いは十分注意しなくてはいけません。あるいは他者の魅力に心「奪われ」、自分の軸がグラグラして、ハラハラドキドキするかもしれません。(でもそれはそれで幸せだったりしますね、きっと)

ともかく。あなたが女性でも男性でも。若くてもそこそこのオトナでも。そしてまたヘテロ、ゲイ、バイセクシャルであっても。
それぞれの内なる金星のテーマとその扱い方にフォーカスする適期です。

金星は「五感の心地よさ」「価値」「美」「調和」「人とのつながり」「お金」なども司ります。新しい金星の新しい衣装はどんなものになるでしょう。あなたのホロスコープではニューヴィーナスの獅子座23度はどのハウスにあって、そのハウスにはどんな惑星が入っていますか?金星はどんなアスペクトを形成しているでしょう? 今回のニューヴィーナスは人とのご縁を表すドラゴンヘッド(それも金星を支配星とする美と対人関係のサイン、天秤座のヘッドです!)と調和的なノヴァイルというアスペクトを取ります。ノヴァイルはインドの占星術ではよく結婚と関連付けられるアスペクトで、物事を引き起こしたり変えたりするダイナミクスはないものの、結びつける感受点や天体に、認め合い協調する性質を与える角度のようです。なんだかワクワクする配置ですね。

もちろん、20か月近いサイクルのあちこちで他の天体との難しいアスペクトも形成されますから、色々すったもんだや思い通りにいかないこと、試練のようなこともあることでしょう。「裸馬乗り」ということでかなり無茶もしそうです。でもそういうことを乗り越え、来年6月には金星はサイクルの頂点、フルヴィーナスの地点に到達します。そのポイント、双子座17度のサビアンは「知力の頭に溶けていった健康の頭」。成熟や成長に関連がある度数で、一種の静けさも感じます。裸馬乗りの体ごとぶつかっていくようなチャレンジで拾い上げられたものが集められ、濾過され、抽象的概念や価値観として浸透するのかもしれません。

ちなみに私のニュImg_9615_540x405ーヴィーナスは外国や出版、高等教育に関連付けられる9ハウス天王星の手前で起こり、対人関係のハウス、7ハウスの水星と太陽のミッドポイント上でフルヴィーナスを迎えます。色々な読みが可能ですが、ひとまず「しっかり勉強したら、色々な角度から懐が深い鑑定ができるようになる→だから積み上げてある本、がんばって読むべし!」、みたいな色気のないものになりました。予測じゃなくてうまいことサイクルに乗っかろうということなのでアファーメーション寄りになりますね。

ニューヴィーナスが描く五芒星とEMPRESS

・Venus: Her Cycles, Symbols, & Myths Anne Massey
・STEAMPUNK TAROT Charissa Lynn Drengsen
・Tarot of Eden  Alika Lindbergh(奥)

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2015年8月13日 (木)

土星、順行に戻ってます

長らく蠍座の終わりにとどまっていた土星が8月3日から順行に戻っています。不動宮の終わりあたりに目立つ天体やアングルをお持ちの方々、ようやく一息入れられているのではないでしょうか。

実際、第三の眼の鑑定でも、この土星がらみのフラストレーションを抱えていらっしゃるお客様が非常に多かったです。問題に関連したハウスで重い天体が逆行中であること、サインが変われば問題を取り巻く状況も変わることをお話しし、「何とか秋口まで持ちこたえてーー!」というケースの多かったこと! Helen J. Adams さんの「Understanding Retrogrades」に、逆行土星は木星の性質を帯びるという説明がありますが、たしかにあたりは多少やわらかいというか、土星のスパルタ感はあまり感じられないものの、やっぱり土星は土星、長期にわたる重いプレッシャー、それも蠍座の終わりの一番粘度の高いところですから、音をあげてしまうのも無理のないことです。

で、晴れて順行。「みなさま、4か月半お疲れさまでした・・・」と言いたいところですが、ごめんなさい。実は来月に入るともう一山ある可能性が。土星は膠着状態を脱しつつありますが、9月18日の射手座へのサイン移動のタイミングにちょうど水星逆行開始が重なることから、そこで揺れや混乱が生じるかもしれないんですね。もし状況が許すならば、心情的にこじれた問題や親に関わること、転職などの仕事にかかわる重大な決断や訴訟事などはこのタイミング以降、より安全を期すなら10月10日の水星の逆行終了を待ってからの方がスムーズに運ぶかもしれません。

3日に終わった土星逆行を振り返ると、3月半ばに逆行が始まったのは射手座4度55分。逆行が終わった蠍座28度16分は去年の12月上旬に通過した度数です。ということは、今回の逆行・順行で「ダブっている」のは蠍座28度16分から射手座4度55分まで。今は「行って」「戻って」が終わって、「逆行が始まった場所まで進む」期間が始まっているわけですね。

去年の12月から今年の3月まで、そして3月から8月まで。どんなことがありましたか?どんな問題を感じたでしょう。取り組み、考えていたのはどういうことですか? なにかとしがらみも多かった蠍座から、理念と冒険の射手座に入っていく準備が整っているか、「管理点検の天体」土星がチェックを入れながら進んでいきます。「ちょっとここが甘いな」みたいなところがあるならば、向き合って対処していくことで成果を上げ、強度を高めていくことが期待できる時期でしょう。そう考えれば、この振り返りのプロセスの中に金星や水星の逆行がはさまってくるのは決してマイナスではなく、むしろ、「プラスに活かしなさい」という天の計らいのようにも思えてきます。

このチェックがすべて終了し、新しい経験に飛び込む度数、切り替わりのサビアンを見てみましょう。「見直し」の最終度数、射手座4度00分から4度59分までのサビアンは射手座5度『木の高いところにいる老いたフクロウ』。広い視野を誇る知恵の鳥フクロウの、それも若鳥ではなく経験を積んだ老鳥が高いところから周囲を眺め、望むものを手に入れるための判断を下そうとしています。土星は今年の3月に一度ここまで来て「俯瞰」した結果、まるで何かし忘れたことに気付いたかのようにサインを超えて蠍座まで引き返しました。それが11月の頭、再びここに戻ってきて最終的に心を決めます。「ダブり」の範囲を超えて新境地の5度00分へ入るとサビアンは射手座6度の『クリケットゲーム』に。周囲に働きかけ、状況に動かされ、一気に世界が動き始めます。その時になってあわてないよう、欲しいものに手が届く場所にいられるよう、これからの3か月、しっかり準備をしておきたいところですね。

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2015年8月 2日 (日)

「逆行、やってます (金星)」

金星が7月25日から逆行しています。先月25日に乙女座0度まで進んでいたのが逆行し始め、31日の夜遅くには獅子座に入りました。これからぐぐーっと獅子座14度23分まで逆行し、9月7日に順行に戻ります。

アセンダントや太陽、月が金星をルーラーとする牡牛座や天秤座の人、そしてこの逆行金星がハードアスペクトで関わってくる不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の半ば~終わりあたりに主要天体を持っている人は、9月上旬までは愛情問題や異性関係、お金の問題に気を付けたいところです。

逆行金星が作るアスペクトを拾い出してみると・・・

8月 5日 金星木星合     獅子座28度       
8月 6日 金星土星スクエア 獅子座・蠍座28度     
      水星金星合      獅子座27度   
8月16日 太陽金星合      獅 子座22度   
8月20日 金星天王星トライン 獅子座・牡羊座20度
9月  1日 金星火星合      獅子座14度   

5日~6日の木星との合や水星との合は一見よさげですが、金星土星スクエアが一緒なのでそうじゃないケースが多いかも。満月直後の9月1日の金星火星合も、ちょっとバイオレントな雰囲気で女子は注意。ということで、それぞれ前後2日くらいは注意しておいてください。

占星家Erin Sullivan さんは逆行天体についての著作の中で、「金星は逆行中は男神になる(意訳)」なんて言い方をしています。たとえば感覚的な人が「らしくなく」論理的になったりと、金星に関連した事に対する態度に変化が生まれるようなんですね。なので、普段はとても親切にしてくれる人がたまたま雑な対応(女性性が引っ込んでプチ火星化した金星の表れ)をとったのを見てひどくショックを受けてしまったり、逆にうっかり自分がそういった態度をとってしまってややこしいことになったりと、普段と違うがゆえの誤解や気持ちのすれ違いが生じたりもします。

よい信頼関係ができている間柄ならば逆行が終わってからのフォローもききますが、そうじゃない関係ではそこからヒビが入ったり、気まずいまま関係がうやむやになってしまいがち。また、新しい人間関係や仕事も、後になって(お互いに)「思ってたのと違う…」という結果になったりもするので、結婚・就職などはこの時期を避けた方が無難と考えられます。

また、金星の逆行中は愛情生活を再考も促すので、その時期は離婚が増える、というようなことを言う占星家もいます。他にもパーティーがうまくいかない、整形手術の結果がイマイチ、タンスの肥やしを増やしちゃう、etc…

とはいっても、逆行は必ずしも悪いことばかりではありません。逆行金星とのアスペクトはイージーアスペクトであれ、ハードアスペクトであれ、価値観や人間関係、美や愛情ということへの理解を深める機会を提供してくれます。そしてそれは必ずやその人特有の内面的な豊かさ、美や愛情の在り方、人間的な魅力に貢献していくでしょう。それに、獅子座の後半がどのハウスにあたるかで現れ方もさまざまですから。

なにしろ「逆行だから○○しない」じゃつまらないですものね。逆行の金星には逆行の金星の味もあります。だから、あとで直しが入る可能性を見越して、「あまり思い切ったことはしない」「もし転んだとしても諦めがつく程度を心掛ける」が正解かもしれません。

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2015年7月31日 (金)

小惑星モモタロウ

昨日、テレビを見ていたらペプシのCM、桃太郎の新バージョンが流れていました。やっぱりクオリティー高いなあ。戦闘能力としてはどうなの?という疑問符が付くキジも、俳優さんのスタイリングが初期のロキシー・ミュージックや「ベルベット・ゴールドマイン」なグラムロック風だったりしてかっこいい。10代の頃なぜかマカロニウエスタンフリークだったので、ああいう仇討ちシチュエーション@荒野も非常に血が騒ぎます。

「それにしても、このペプシにしろ、AUの「三・太郎」にしろ、ドコモにしろ、ここにきてなんで桃太郎ラッシュ?」「こういうのって、絶対に民族的な根に響かないと起こらない現象だよね」・・・と思ったので、お遊びで日本始原図の桃太郎、小惑星番号10353 Momotaroをチェックしてみました。すると・・・

7月31日の今日現在、彼は射手座14度11分を逆行しています。この度数はいくつかの始原図のドラゴンテイルにコンジャンクションしていました。テイルに関わる天体は「馴染みのあるもの・習熟したもの・前世とのかかわり」、「疲れた時、素に戻った時に帰る所」みたいなことと関連があるといわれています。ヘッドが未来ならばテイルは過去、昔話ですね。現在の桃太郎も、新味はないけどほっとする話、安心して見てられるヒーローというイメージにすっぽりはまっている感じなのでしょう。

始原図の中の(つまり当時の)モモタロウに関しては、たとえば憲法衆院可決時のチャートでは蟹座の25度のちょっと手前、憲法公布時のチャートでは魚座22度にいます。水のサインのこのあたりの度数というのも、みんなの心に共有される民族のお話し=民話の主人公にふさわしい感じです。

射手座14度11分ということで、射手座15度のサビアンは「自分の影を見るグラウンドホッグ」。グラウンドホッグというのは地面に穴を掘って暮らすジリスのことだそうです。それが自分の影を手掛かりに、冬眠の穴から出ていくタイミングを計ろうとしている。自分を押し出すか引っ込めるか、状況を見て判断するという度数です。顔色を見るとか空気を読むとかいうことにも通じるのかも。リンダ・ヒルさんの「サビアンで読み解く運命辞典」では占いや予知に関連する度数、などと説明があった後に、「こんなことに気をつけて」という項があり、「責任を他の人になすりつけようとする人々(や社会)、内容が違うのに同じ解決策に頼る」なんてずいぶんまあ今の日本の状況にふさわしいようなふさわしくないようなキーワードがあげられています。「The Sabian Symbols & Astrological Analysis」の著書があるBlain Bovee さんは「振り返ること」にフォーカスしていました。

社会的な理念やモラル、学術、冒険、外国、そして法律などを司る射手座の真ん中あたりを逆行中のモモタロウ。いったい何を振り返り、何を躊躇し、どういう判断を下そうとしているんでしょうね。鬼に占拠される島、盗まれた宝、きび団子同盟、戦いと英雄、そして戦利品・・・民話の桃太郎は日本人の心の深いところ、無意識の水とつながっています。

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2015年7月30日 (木)

ハードアスに水門、とか。(続き)

昨日の続き、少しだけ。

ハードアスとの向き合い方で「水門を開ける」、ドレーンするというのと、双方向的な「通路」を設けるということを書きましたが、今朝、目覚めとともに「神棚」という言葉が降ってきました。なるほど、神棚ってそれ自体 が結界でもありますからね。閉じて形にし、開いて通ず。仕事でも人間関係でもモノでも、その天体のエネルギーがかっちり反映されているならすべてが神棚やお社になる、善き神も悪しき神もそ こに宿る、そもそも神に良し悪しなどなし・・・そんなことも頭に浮かびます。

実際のところ、きっついトランジットや蝕の影響下では、全く余裕がなくてそういうことはすっ飛んでしまったりするものですが、それでも日々蓄積していく天体エネルギーを、多少なりとも軽減する方法を知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。仮に 負荷の1割をリリースできたら、その1割分こらえが効く。この差はやっぱり大きいし、状況によっては運命を分けることすらあるんじゃないかと思います。英 語の慣用句で「The last straw」、「The last straw breaks the camel's back(最後の一本のワラがラクダの背を折る)」というのがありますが、積まれるワラが最後のワラにならなければいいんですよね。 たとえば一本上乗せされる前に一本引っこ抜いて捨てればラクダは背を折らずに済むし、二、三本引っこ抜ければそのぶん楽になれるわけですから。

ただそれも本当に状況次第、ケースバイケースというところがあって、下手にしのぎ方を知っていたがためにいよいよ抜き差しならぬデスマーチ状況にはまり込んでしま ったり(これはいい子ちゃん症候群な人や不動宮強い人はとくに注意です)、折れるべきものが正しいタイミングですっきり折れないことの害というのも非常に大きいし、時には折れる という経験がそのままその人の財産になったり、ポッキリ折れることで文字通りブレークしちゃったりするケース(特に冥王星が主導権を握っている場合)もあったりする ので、何がいいのか悪いのか、一概には言えないのが悩ましいところ。

それでも「とりあえず今だけは折れちゃ困る!」っていうときに、多少なりとも時間稼ぎができると助かるのは間違いないので、大きな問題にかかりっきりになっていない比較的平穏な時期にはエネルギーをいい形に整えておくのが得策。時々は水門を開け て古いエネルギーの一部を手放したり、穏当な形に固定された神棚を通してなエネルギーのやり取りをするのも大切ですよ、と思う次第です。

何事も滞ると痛んだり、傷んだり 、腐ったり、虫が寄ってきたりしますからね。

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